オーストラリア・ニュージーランド文学会

オーストラリアおよびニュージーランドの文学や文化に関心を持つ同好の士によって1979年に組織された文学会です。このサイトは、当会の情報拠点として、さまざまなお知らせをしていきます。

2018年度オーストラリア・ニュージーランド文学会春季大会報告

2018年度オーストラリア・ニュージーランド文学会春季大会が、2018年6月23日西南学院大学西南コミュニティーセンターで開催されました。

就実大学の Jennifer Scott 教授をお迎えし、"Tasmanian Gothic: Responding to landscape and history"と題してご講演いただきました。オーストラリアのなかでも独特の自然と歴史をもつタスマニアで、ゴシック的表象がどのように、どうして用いられているかを、多数の文学作品をとりあげて詳しくご紹介いただきました。

 

また、会員による研究発表もそれぞれの視点からオセアニア文化の面白さを伝えるもので、参加者の見地を広め、また深めてくれるものでした。

 

プログラムは以下の通り:

 

理事会:12:30-13:30 西南コミュニティーセンター2階(プロジェクトルーム)

総会: 13:30-14:00  

 

1 開会の辞 14:00 ANZ文学会会長 有満 保江

 

2 研究発表

① 大作 道子(翻訳家)      

14:10~14:50 「ニュージーランドのおばあちゃん 児童文学作家ジョイ・カウリー」                   司会 佐藤 渉( 立命館大学

 

② 金内 亮(東京大学総合文化研究科)   

14:55~15:35 「J. M. Coetzeeの "autrebiography" 試論 —Boyhoodにおける二つの距離」                   司会 湊 圭史( 同志社女子大学

 

③ 小杉 世 (大阪大学)         

15:40~16:20 「人新世のエコクリティシズム ―Wu Ming-YiとAlexis Wrightの太平洋横断的想像力」             司会 一谷 智子 (西南学院大学

 

休憩 16:20~16:30

 

3 講演 Professor Jennifer Scott (就実大学教授)  

16:30~17:30 "Tasmanian Gothic: Responding to landscape and history"                        司会 加藤 めぐみ (明星大学